日本にも、妊婦対象の母親学級とか、マタニティクラスみたいなもの
たくさんあると思いますが。
こちらカナダでもあります。州の保健医療サービスが提供しているもので
無料のものももちろんあるけれど、中には有料のものも。
安定期に入ったことだし、どれどれ…と試しに無料のものからいくつか
予約を入れて、昨日まずは第一回目のクラスへ行ってきました。
基本夫婦一緒での参加なので、どのクラスも平日の19時とか、遅い時間スタートで
2時間のクラスです。

▲州が出している妊娠・出産についての冊子。
ものすごく分厚くて、妊娠・出産・産後・育児・離乳食と各パートに
別れてまとめられていて、日本で言う母子手帳みたいな感じ。
この本を持参してクラスがはじまります。
この分厚さ…留学生時代のテキストを彷彿とさせます。
今回取ったクラスは「Early Pregnancy」。
既にSecond Trimester(妊娠中期)に入っている私には、妊娠初期の内容なのかな〜と
思って行ったのですが、結構面白かった。
参加者は全部で10組くらいだったかな?
妊娠8週から22週と、週数も皆それぞれ。
▲こんな感じに椅子に座って丸くなって
ディスカッション形式です。
写真は休憩中の一枚。
まずは妊婦側が簡単な自己紹介のついでに、妊娠についての質問があったら質問。
そして主人(パートナー)は、奥さんの妊娠週を正確に言えるかどうか試されました(笑)。
上の写真の真ん中にマットと枕があるのは、お腹が大きくなってきて
眠りにつけない妊婦さんがいたので、実践でどうやって寝ればいいかをレクチャー。
妊娠14週を過ぎたら、仰向けでは寝ない。右側のお腹を下にして寝ないことが鉄則とのこと。
仰向けと右側のお腹を下にすると、血流が悪くなって死産してしまうリスクが高まるのだとか。
(お腹の右側に走っている大静脈をつぶさないようにするため)
寝るときは、左側のお腹を下にして寝るべし!とのことでした。
▲インストラクターが、各参加者の妊娠週数に合わせて
今胎児がどんな状態なのかを説明してくれます。
妊娠初期の人が多かったので、「まだ胎児はエイリアンみたいね」
というのがほとんど。
このインストラクターは、5人の子持ちのママで、妊婦のマッサージセラピーなど
色んな資格を持ち合わせているそう。
日本で言うところのバースコーディネーター大葉ナナコさん的な感じでしょうか。
面白かったのは、やっぱり皆悩むところは同じで、便秘の話になったのだけれど、
解決法として、ちゃーんとテキストにも色々書かれてあるのですねぇ。

▲便秘対策には、とにかく水を飲め。
運動をすれ。
繊維あるものたくさん食べろ。
そして極めつけは、トイレで頑張りすぎないこと。
そして、そのトイレの座り方についてもご丁寧に説明が!!!

▲なぜ裸なのか?
日本だと可愛いイラストを期待してしまうのだけれど、
北米のテキストは基本文字だらけで、イラストがたまにあっても
こんなかわいげのないのばっかり。
背中を真っすぐにして、足元に電話帳みたいな厚さのものを置いて
足の膝の位置を、お尻よりも高い位置にするのがいいみたい。
試してみよう。
さらには、「痔」についても妊娠トラブルのひとつとして話題になりまして。
痔は、トイレでの座り方ももちろん大事だけれど、Peivic Floor Muscle(骨盤底筋)を
引き締めるエクササイズを毎日することで、かなり効果があるとのこと。
▲写真とイラストがあまりに露骨なので、
隠し気味にいたしますが。
すなわちは、お尻の穴と、お小水の出る穴近辺の筋肉のことです。
▲どうやってエクササイズするかが
ご丁寧に説明されておりますです。
今のところ痔に悩まされていはいませんが、このエクササイズやっておこう。
尿漏れにもいいらしい。
ということで、インストラクターさんがジョークを飛ばしすぎる位楽しい人だったので
2時間笑いっぱなしのクラスでした。